
WSET Diploma 資格保持者のスタディ・グループである Diploma の会 が企画・運営するワイン・セミナーのご案内です。 Diploma の 会メンバー、並びに現役ワイン業界人がモデレーターや講師を務め、業界と愛好家の皆様に興味深い内容の講座を、隔年に1度開催していきます。
会場は東京の中心、南青山パソナスクエアビルの見晴らしが良い16階の明るい教室。セミナーの対象者はWSET Diploma 資格に興味がある方々や現役受験生。または資格取得には興味はないが、ワインの知識を得る事が大好きな愛好家やワイン業界人。そしてWSET Diploma 保持者も含めてワインに関します学習意欲の高い方々。
主催:Diplomaの会
※「ディプロマの会」およびと「ディプロマの会 全国ワイン会議 2025」はWSET®(Wine and Spirits Education Trust)と正式に提携しているものでも、承認されているものでもありません。
スケジュール
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12:30 開場
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13:00-13:10 開始のあいさつ(Diploma の会 代表 沼田実)
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13:10-14:40 全体会①【Z世代をテーマ】
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14:40-14:55 休憩
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14:55-16:25 分科会
分科会①【山梨ワイン(対談形式)】
分科会②【ラグフェイズの日向(苗木やクローンがテーマ】 -
16:25-16:40 休憩
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16:40-18:10 全体会②【長野のピノ・ノワールのポテンシャル】(パネルディスカッション)
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18:10-18:15 閉会のあいさつ(沼田先生)
セミナー紹介
全体会①【ワイン消費の未来を考える】
Z世代の消費動向への対応
プレゼンター: Diploma研究会
(後藤由香利、高野真綾、中田秀之、中田玲子、松島史枝)五十音順
概要: 今後のワイン消費を担う若者たちの消費行動や飲酒動向などを多面的に調査・分析し、将来にわたり若者たちにワインを楽しむ生活を継承していくためには、ワイン業界としてどうあるべきかを考え、その対応策を提案する
テイスティング予定ワイン:4種類
分科会①【山梨ワインの現在と今後の立ち位置】
(気候変動に順応し、更なる進化を続ける日本最大の銘醸地)
世界中で気候変動対策が喫緊の課題となっている中で、国内産ワインの生産量No.1の山梨県でも温暖化対策が着々と進められている。今回、数ある生産者の中でも著名ワインメーカーお二人に登壇いただき、対談形式でお話を伺うことが実現。気候変動対策の成果として実際に商品化されたワインも試飲しながら、今後の山梨ワインの方向性を探る。
大山 弘平 様
サントリー株式会社
登美の丘ワイナリー 栽培技師長
日本ワイン生産部 課長
安田 政史 様
まるき葡萄酒株式会社
醸造責任者
製造部長
(モデレーター 保科武志)
テイスティング予定ワイン:4種類
・まるき:甲州、MBA
・登美の丘:副梢栽培シャルドネ、プチ・ヴェルド
分科会②【NIKIから世界へ~北海道NIKI Hills Winery醸造家によるセミナー】
講師:日向理元
(有)ラグフェイズ(ブドウ苗木商) ・ ラ ペピニエール(ENTAV-INRA苗取扱業者 代表取締役
テーマ(仮):「クローンと台木」
クローンについて/品種開発/クリーンかどうか(病気対策)/原木園について など
テイスティング予定ワイン:4種類
・シャルドネ4種(クローン別)の2022/2023を試飲。
全体会②【長野県産ピノ・ノワールの今と未来】
「~日本随一の山岳ワイン地域NAGANO産ピノ・ノワールを醸造家と共に利く~」
日本一平均標高の高い(1132m)長野県。その標高の高さは昼夜の寒暖差を大きくし、糖度が高く酸味と風味が豊かなピノ・ノワールを育くんでいます。加えて日本を代表する山岳地域ならではの斜面に広がるブドウ畑からは、痩せて水捌けの良い土壌に起因する”果実風味の凝縮度と純度が高いピノ・ノワール”を産み続けているのです。今回のセミナーは長野県を代表する2軒のワイナリーの醸造家、ヴィラデスト ワイナリーの小西超氏、並びに信州たかやまワイナリーの鷹野永一氏に加えて、2024年にオープンしたキリノカ ワイナリーの沼田実氏がパネリストを務めます。長野県産ピノ・ノワールの今と未来を語り尽くす講座の試飲ワインは各社2種類づつ合計6種類。
セミナー・モデレーターはDip WSET の三浦恵理子講師。
世界に挑戦する長野県産ピノ・ノワールの魅力をとことん味わって下さい。
テイスティング予定ワイン:6種類のワインを予定

講座情報
- 日時
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2025年8月3日(日) 13:00~18:15
- 定員
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65名
分科会①コース
分科会②コース
- 講師
- 受講料
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26,400円 <本体料金:24,000円>
- お支払い方法
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クレジットカードまたは銀行振込でお支払いください。
振込み口座:
三井住友銀行 浅草支店
普通預金 7296264
株式会社アサヒビールコミュニケーションズ
カ)アサヒビールコミユニケーシヨンズ- ※
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なお一度受領した料金は一切お返しできませんのでご了承ください。
振込み手数料はお客様でご負担くださいますようお願い申し上げます。
- ※
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領収証をご希望の方はお宛名をご指定の上、事前にご連絡ください。
- 教室
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キャプラン ワインアカデミー 東京青山教室
〒107-0062 東京都港区南青山3-1-30 PASONA SQUARE 16階
日程・お申し込み
講師の紹介
- Diploma の会 代表
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沼田 実 DipWSET
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WSET認定 Level4 Diploma
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日本ワインマスター(日本ワイン検定1級)
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NZ国立リンカーン大学ブドウ栽培・ワイン醸造学科 Graduate Diploma
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米国ワイン教育者協会CWE
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JSA認定 ソムリエ
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ブルゴーニュ委員会認定ワイン講師
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江戸ソバリエ
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2008年ジャパンワインチャレンジ最優秀日本人審査員
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ワイン輸入会社での勤務経験、醸造家としての海外実習およびソムリエ経験を活かした多彩な講義内容が特長。特にコンテストの審査員として培われた論理的テイスティングには定評がある。
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- 全体会①
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【ワイン消費の未来を考える】
高野真綾
2月26日生まれ
和歌山県和歌山市出身京都府立大学生命環境学部農学生命科学科を卒業後、山梨大学ワイン科学研究センターを修了。
現在は山梨県のワイナリーに勤務し、ブドウ栽培に従事。後藤由香利
1975年11月2日生まれ、神奈川県横浜市出身
早稲田大学商学部卒業後、日本コカ・コーラ株式会社入社。2003年よりマーケティング本部でセールスプロモーション中心にメディアなどを専門とする。現在は檸檬堂やジャックコークなどアルコールカテゴリーを担当。
中田秀之
1957年7月18日生まれ、北海道富良野市出身
小樽商科大学商学部卒業後、松下電器産業(現Panasonic社)入社。海外営業や人事部門を経て、ワインを学ぶため退職。現在はフリーランスとして活動中。
中田玲子
東京都豊島区出身。
早稲田大学法学部卒業、お茶の水女子大学大学院博士前期課程修了(修士(人文科学))。
大手通信会社に25年勤務後、食文化、観光学を研究すべく一念発起し退社。現在は、大学・短大講師、ワインスクール講師、企業向けワイン講師として活動中。ライフワークとして、世界中のワインやチーズ産地を訪問し、現地ならではの情報収集を行っている。松島史枝
間もなく更新予定です
- 分科会①
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【山梨ワインの今後】
大山 弘平
サントリー株式会社
登美の丘ワイナリー 栽培技師長
日本ワイン生産部 課長
1979年北海道旭川市出身-2005年サントリーに入社し、研究所でお茶やコーヒーの開発業務を担当
-2007年より東京でワイン生産管理部門を担当し、
2011年に新潟の岩の原葡萄園でワインづくりに従事
-2016年より長野の塩尻そして、2018年より山梨にて ぶどう栽培業務を担当
-2020年4月より現職安田 政史
まるき葡萄酒株式会社
醸造責任者
製造部長兵庫県神戸市出身
- 1994年より 関西の食品会社で酒類販売・ワインの業務卸を担当
- 1999年より フランス・ディジョン、ロワールでワイン生産に従事
- 2005年より 勝沼醸造(株)でワイン造りに従事
- 2020年 まるき葡萄酒(株)入社
- 2022年より現職
- 分科会②
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【ワイン用ブドウの苗木品種~クローンと台木~】
日向理元
投資銀行勤務、ワイン愛好家・収集家→エキスパート&シニアエキスパート
「ブルゴーニュのグランクリュ」翻訳(2013)
UC Davis extention Wine Making Course 修了(2014)
日向エステート代表、山形県酒田市湯ノ台に設立(2016)
ラグフェイズ代表取締役(2019)
ラ・ペピニエール代表取締役(2024)
- 全体会②
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【長野のピノ・ノワールのポテンシャル(パネルディスカッション)】
鷹野 永一
株式会社信州たかやまワイナリー
取締役執行役員 醸造責任者1966年、山梨県甲府市生まれ。山梨大学工学部発酵生産学科を卒業後、大手ワインメーカーに入社。醸造や商品開発に携わる。2016年、株式会社信州たかやまワイナリー取締役執行役員、醸造責任者を務める。
小西 超
株式会社ヴィラデストワイナリー
代表取締役社長
栽培醸造責任者
1970年生まれ、滋賀県出身。京都大学農学部修士課程修了後、宝酒造入社。ヴィラデストワイナリー開設当初より醸造に携わる。沼田実
キリノカ ヴィンヤーズ &ワイナリー
オーナー 栽培・醸造家1962年生まれ、神奈川県川崎市出身。日本大学哲学科を卒業後、都内ホテルやワイン輸入会社勤務を経て、ニュージーランドでワイン造りを学び、帰国後はワインスクール講師やコンサルタントに携わる。2020年より長野県辰野町小野で開墾をはじめ、ピノ・ノワールとシャルドネを定植し、2024年に自社ワイナリーを設立。
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【特別講座】7/1(火) ドイツにおけるSpätburgunder(シュペートブルグンダー)の栽培面積は、2023年時点で1.15万haに達し、全体の栽培比率においてはRieslingに次ぐ第2位を占めています。国際的にも、Pinot Noirの栽培面積としてはフランス、アメリカに続き世界第3位に位置づけられます。 ドイツにおけるSpätburgunderの栽培比率は、1970年にはわずか3.6%に過ぎなかったものの、2023年には11.1%にまで上昇し、過去半世紀で実に3倍に拡大しました。これは、Spätburgunderに対する国内外の関心と需要が、近年ますます高まっていることを物語っています。 ブルゴーニュ産Pinot Noirの価格が高騰する中で、国際的なワイン愛好家の間には、味覚の志向に新たな変化が見られます。果実の明快な風味や新樽由来の香りを特徴とするスタイルの人気は依然として根強いものの、それに加えて、近年は旨味や張りのある酸、繊細なテクスチャーが織りなす調和を尊ぶ「旧世界的美学」への関心が高まっています。こうした流れの中で、ドイツのSpätburgunderは、洗練されたエレガンスと構造の緻密さを兼ね備えたスタイルにより、魅力ある選択肢として国際市場で存在感を強めています。 このたびCaplanでは、ドイツを代表する生産者による5本の、贅沢な時間を演出するにふさわしい、気品と風格を湛えたSpätburgunderを取り上げ、その魅力と本質に迫る特別セミナーを開催いたします。本セミナーでは、気候・土壌・栽培・醸造といった多角的視点からワインを考察し、その背景にあるテロワールと造り手の哲学に光を当ててまいります。 また、比較試飲としてブルゴーニュの村名PinotNoirを提供し、両者の相違と共通点を体感いただく機会を設けております。 Spätburgunderの真価を深く学び、世界的評価の高い逸品の数々をご堪能いただくこの機会に、ぜひご参加ください。

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